多くの雑草のなかに野菜が
今年の夏野菜も終わりになってきた。夏の暑さと雑草の中で細々と育った正法寺農園の野菜たち。雑草の強さばかり目立った畑で野菜も必死に実をつけてくれた。おかげで、無農薬の新鮮な野菜を少しずつ食することができた。 失敗談も。多くの収穫を期待して、実がなってきた野菜に肥料をたっぷりか...
紫陽花の咲き残りたる木の間かな
お寺の裏庭の一遇。先代が植えた紫陽花。雨の日に見る紫陽花も風情があるが、梅雨の晴れ間のそれもまた心和らぐ。といいたいところだが、それどころではない。周辺は雑草がはびこっている。「願わねど草は生え、願えども花は散る。」「あー・・・」とため息をつきながら今日も草取り。
絵手紙が届きました
先日トウモロコシを、お世話になっているご門徒さんに送りました。おじい様が甲佐町有安の出身で、折あるごとに福岡から駆けつけてお参りくださっている方です。「母も、そして父もお浄土に往きましたので、今度からは、何か皆さんのためにできることをしたいと思っています。」と。納骨堂追弔会...
1783年天明3年門徒最古の・・・
先日新しいご仏壇を購入したので入仏式をと、おっしゃって、十数個のご位牌と新しい過去帳をご持参いただいたご婦人がいらっしゃった。天明3年9月8日にお亡くなりになったご先祖は「釋妙月」と記されていた。名前はなく、「平右衛門母」とあった。当時のご住職は、月がきれいな頃にお浄土へ往...
仏教婦人大会に行ってきました
先日浄土真宗本願寺派九州地区門信徒の集いが鹿児島アリーナで行われ、参加させていただきました。参加者5200人に驚いていたら、「平成17年に熊本であったときは、7600人分お弁当を用意しましたよ。」と、お隣の席の坊守さんがおっしゃいました。加速度的に門信徒数も減少、過疎地の益...
花菖蒲と紫陽花がみごろ
梅雨入りして、一層美しく映ります、今週は花菖蒲。次週から紫陽花が見頃です。両方とも先代の住職と坊守が植えたもの。何とか枯らさずに今日に至っています。なんでも受け継いでいくのは本当に一苦労。土地や建物などの財産の相続は、関心のあるところですが、もう一つ、お念仏相続もぜひ関心を...
「寺友」をつくろう
「ご門徒の皆様がこの度のご法縁のために力を合わせて準備くださったことに深く感銘を受けました。(中略)お寺という場に人々が出入りし、満堂どころか、庫裏までいっぱいで、ご法儀に篤い地であることが有り難く・・・・」と、ご講師の早島大英先生よりお手紙をいただきました。...
境内の庭輝く
天気予報は曇りだったが、住職が久しぶりに洗車したせいか今日は雨。境内の庭の砂利が雨に打たれて色鮮やかに青みががった色彩に変化していた。
題名に惹かれて読んでみた
佐藤愛子著。2時間ほどで読み終えるエッセイ集。同年齢の方々を思い浮かべると、筆者は体力も、判断力も、境遇も切羽詰まっていないようだった。90歳ともなると、身寄り無し、仕事無し、金無し、健康無し…あるのは体の不自由さと愚痴の多さという方が少なくない。今も後悔や不満が湧き出てく...
御正忌報恩講を終えて
甲佐の地に寺が建って380有余年、名もなき人たちが、いのちのバトンタッチをしてきて、今年も御正忌報恩講を迎えることができた。自分たちが育てた野菜や穀物、果物を持ち寄り、お念仏を喜ぶ御同行たちが、仏法聴聞の間に精進料理を作って皆で分かち合ってきた…その姿と心を受け継いでいるの...