境内に読経が響く聖誕夜
今から20年前、先の住職がお浄土に帰還した。当時、目野地域の家庭での御正忌報恩講の日で、家々を回っていた時のことだった。病院からご門徒のうちに連絡が来て、お勤めをしていた寺族はすぐさま病院へ急いだ。思えば父は、この2年半、「お父さん」「おじいちゃん」の呼び声に「あい」と返事...
来年は戌年
年賀状の季節になった。図柄を考えた。犬を寺で飼っている。名前は「ラン」。庫裏の至る所に不名誉な足跡を残している。大事な衣服の上にも。兄が、「昔のお坊さんは糞掃衣(ふんぞうえ)を着て托鉢にでていたよ」とのたもうた。いろんな人に可愛がられて来年は14歳になる。せっかくだから参考...
納骨堂の清掃を行いました
12月17日、地域の避難訓練を終えたのち、有安地区の有志の方々で納骨堂の中の掃除と外の除草をしていただいた。お盆やお正月、彼岸の頃年4回、有安老人会や地域の方々で掃除のご奉仕をしていただいている。納骨堂組合からは、有安老人会に志を差し上げ、活動にお役立ていただいている。老人...
目野地区御正忌報恩講お取り越法要・先祖法供養
12月7日、薬師堂で行われた御正忌報恩講のお取り越し法要で、今回は「精進料理」のお話をした。『五味・五色・五法』の基本にのっとり、旬の食材を、素材の味を大事にし、残さず使い切り、食する人の状態を考慮して作る。戴く方は、食材の中に仏を感じ、一品一品感謝していただく。精進料理作...
産業文化祭で
11月12日に開かれた甲佐町の産業文化祭で、多くの輝きを発見しました。コーラスやダンス、書道や生け花・・・それぞれの方々がいい時間を積み上げていらっしゃることが感じられました。この作品は、仏教婦人会の方が生けられたものです
東京からのお参りが・・・
お昼も過ぎた頃、東京からお嬢さんがお参りにやって来た。10代の折にお父様とお母さまを相次いで亡くされ、帰熊した折には必ずお寺に来てくれている。お母さまの祥月命日が近かったので、母方のおじさんもご一緒だった。しばらく仕事を休職していて、12月から復帰するという。誰一人として知...