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お盆法要を迎えるために

 正法寺のお盆法要は7月4日に予定していましたが、新型コロナのため中止とせざるをえませんでした。  それでもお盆法要を迎えるためにその前日には、第一・第二納骨堂の清掃が行われました。

その日は大雨警報発令中でしたが、多くの皆さんが参加されました。

外回りは雨で掃除ができないので堂内を皆さんで掃除をし整えられました。  またその日にできなかった方々は、別の日に来られ掃除をしておられます。

 昨日は、七夕。あいにくの風雨激しい日でしたね。 ところで七夕は「棚幡」(たなばた)とも書き、故人を迎える精霊棚とその棚に安置する幡(ばん)を拵える日であります。その行為を7日の夕方から勤めたために棚幡がいつしか七夕に転じたともいわれています。 なお、お盆期間中、僧侶に読経してもらい報恩することを棚経(たなぎょう)参りと言います。これは精霊棚で読むお経が転じて棚経というようになったのですね。  その名残でしょうが、本町の各地区に於いては、七夕の日にお墓や納骨堂の清掃を行ってきています。最近では、各人の都合に合わせて土日に行われているようですが。  正法寺のお墓があった共同墓地に子どもの頃は、七夕の日に草取りに出かけていたことを思い出します。

 一年の節目節目に大事な行事があり自らを省み、手を合わせることが数多くありました。 それが生活がどんどん便利になり、そのために長年にわたり大事にしてきた行事の日が休日にあわせるようになりその本来の趣旨、願い等が見えなくなっているのではないでしょうか。私たちの生活に残っている行事、習俗の趣旨等を顧みることも大事なことであるように思うところです。

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