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お寺de結婚式

 盆供養法要で住職が示したお寺で行われる行事を思い出してください。 六個の行事を掲げていました。 お葬式 法要 子供会 お化け屋敷 仏事 結婚式 さて、この中で一番お寺にふさわしくないのは?

 そうですね、一番ふさわしくなさそうなのが、結婚式でしょうね。 実は、正法寺で本年度6月8日(土)曜日に仏前結婚式が行われました。 新郎は、人吉の優しさあふれる青年。そして新婦は、住職の次女。

結婚式のその日は、仏滅。 仏滅の日に結婚式? ひょっとすると眉をひそめる人もおられるかもしれませんが、 親鸞聖人の御和讃に 「かなしきかなや道俗の良時吉日えらばしめ天神地祇をあがめつつト占祭祀つとめとす」 があります。 「この日は仏滅だから、結婚式は延ばしましょう。」 「明日は友引だから、葬儀をひかえることにいたしましょう。」 このようなことは、日頃よく耳にする言葉です。 占いや祈りは人間の人生を切り開くもののように思われますが、 決してそうではありません。かえってその人の生き方を縛るものです。

 若い二人を見るときに私自身の歩んできた日々を思い起こします。 なぜ二人が出会い、結婚することになったのかは 不思議としか言いようがありません。

 人間では知り得ない、まさに仏教でいう 「不思議」が人と人との出会いなのです。 無数のご縁から出会った不思議。 夫婦となって同じ方向を向き、人生を共に歩んでいく。 そこには、良時吉日に振り回されぬ日々を送りたいとの姿を見ることができます。

 仏前結婚式は、そんなお二人の決意をご本尊の阿弥陀如来へ誓う儀式とされています。 浄土真宗では「出会った相手に教えられる」とい在り方を大切にしています。 結婚をして相手と向き合うことは、合せ鏡のように 自分を見つめ直すことにもつながります。

 正法寺は開かれたお寺です。 お寺で結婚式を挙げたいと思われる方は、是非正法寺にご相談ください。

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